食事とお薬について、第2段ということで、
お薬とグレープフルーツについての相互作用についてお話していきたいと思います。
血圧のお薬を飲まれている方は薬局での服薬指導時に、
「グレープフルーツの摂取は控えてください」と指導された経験がある方が多いかと思います。
この記事ではグレープフルーツを摂取することで、
お薬にどのような影響が出るのかということを説明していきます。
①経口で服薬したお薬はどのように効果が出るの?
グレープフルーツとお薬の相互作用のお話をする前に、
経口で飲んだお薬が体の中でどのように吸収されるのかお話させていただきます。
一般的に経口で摂取されたお薬は食道、胃を通過して小腸まで通過すると
小腸の上皮粘膜から体の中に吸収されて効果が発揮されます。
また、お薬は肝臓で代謝酵素と呼ばれる酵素群によって薬効のない代謝物に変換されたり、
腎臓から尿と一緒に体の外へ排出されます。
小腸にも代謝酵素が存在し、お薬の一部が代謝されています。
②グレープフルーツを食べるとどうなる?
グレープフルーツには小腸の上皮粘膜に存在する代謝酵素の働きを阻害する作用があります。
小腸の上皮細胞に存在する代謝酵素が阻害されることで、
本来代謝されるはずのお薬が一部代謝を受けなくなってしまい、
体の中に吸収されるお薬の割合が増えてしまうことが知られています。
その結果、お薬の効果が強くなり、
血圧が下がりすぎたり、副作用が発現したりしてしまう可能性があります。
狭心症や高血圧に使用するCa拮抗薬や免疫を抑えるお薬、
高脂血症に使用するお薬の一部はグレープフルーツの影響を受けると言われています。
ここまで読んでいただいた方の中には
「少量のグレープフルーツであれば食べて良いの?」
「他の柑橘系なら食べても良いの?」と疑問を持たれる方もいるかと思います。
今回のお話は長くなりそうなので、詳細については次回の記事で記載したいと思います。
ご興味のある方は次回の記事もぜひ読んでみてください!
